当店では、珈琲⾖に徹底したこだわりを持ち、歴史のある「萩原珈琲」の美味しい炭⽕焙煎⾖を使わせていただいております。
炭火焙煎が生み出す、深く豊かな一杯 ─ 職人の技が宿る珈琲の魅力
珈琲の味わいは、豆の質はもちろん、焙煎の方法によって大きく変わります。なかでも“炭火焙煎”は、今では技術も手間も必要なため扱う焙煎所が少ない希少な製法ですが、その味わいには他には代えがたい魅力があります。本コラムでは、炭火焙煎の特長や歴史、そしてその美しさをご紹介します。
1. 炭火焙煎とは? ─ 遠赤外線がもたらす奥深いコク
炭火焙煎の最大の特長は、炭から発せられる“遠赤外線”による均一な熱の伝わりです。直火や熱風とは異なり、豆の芯までふっくらと熱が入り、表面だけが焼けてしまうことがありません。
これにより、豆本来の甘みやコクがしっかり引き出され、「深いのに重くない」「香りが立ち、雑味がない」という独特の味わいが生まれます。
さらに、炭火の熱は冷めにくいため、焙煎中の火力が安定し、風味のムラが極めて少なくなるのも大きな利点。温かいときは芳醇に、冷めても味が崩れないという“飲み疲れしない珈琲”が出来上がります。

2. 自然の素材と向き合う焙煎 ─ 熟練職人の「五感」が決め手
炭火は機械のように一定温度で燃えてくれません。微妙な火力の変化や湿度、豆の水分量など、あらゆる条件を読み取る必要があります。そのため、炭火焙煎は熟練した焙煎士の「五感」が欠かせない手仕事の世界です。
焙煎士は豆の色・香り・音を常に観察し、窯の中で豆が上がるスピードや動き方まで見極めながら焙煎を調整します。少しの判断の遅れが味わいを大きく変えるため、経験と直感、そして“良い一杯をつくりたい”という強い想いが必要です。
こうした非効率にも思える作業こそが、炭火焙煎ならではの繊細で奥深い風味を生む源です。


3. 小さな窯で少量ずつ ─ 鮮度と香りを保つこだわり
萩原珈琲では創業当時から、小さめの焙煎機で少量ずつ焙煎するスタイルを貫いています。大量生産には向かないものの、熱が均一に入り、豆への負担も少ないため、香りを損なうことがありません。
さらに、少量焙煎は「必要な分だけをこまめに焼く」ことができ、鮮度を最高の状態で提供できます。コーヒーは焙煎後に徐々に香りが飛んでしまうため、この⼿法で、味の質を維持しております。

4. だから炭火焙煎の珈琲は美味しい
炭火焙煎が愛され続ける理由を一言でまとめるなら、
「深い香りとコクがありながら、飲み心地はやさしい」という点に尽きます。
・芯からふっくらと焼き上がるため甘みが濃い
・遠赤外線で雑味が出にくい
・冷めても味のバランスが崩れない
・香りの余韻が長く続く
・毎日飲んでも飽きない“品の良い味わい”
一杯の珈琲が、ただの飲み物ではなく、心をほどくひとときになる。
それこそが炭火焙煎の魅力であり、それこそが炭⽕焙煎の魅⼒です。



炭火焙煎という手間を惜しまぬ技で仕上げられた、香り豊かで奥深い一杯。そのこだわりの豆を使った珈琲を、当店でもお楽しみいただけます。一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れ、豆本来の甘みと香りを最大限に引き出しました。日常の中で、ふっと心ほどける特別なひとときをお過ごしください。
けえ珈琲店は、美味しいコーヒーだけでなく、ほっと⼀息つける、特別なひと時をお過ごしいただけます。お客様のご来店を⼼よりお待ちしております。